


今回は脳とコンピュータを接続するニューラリンクをご紹介する。
ニューラリンクとは、2016年にイーロン・マスクが立ち上げたもので、 人工知能の時代の到来に向け、高速なインターフェイスを実現するためのものだ。
頭蓋骨に穴を開けて脳に直接電極を縫い付け、 ワイヤレスで送受信も充電も可能なチップを埋め込む技術である。
ニューラリンクとは考えるだけでコンピュータを操作できるもので、 まずは身体の障害克服のために医療分野での応用が期待された。
実際、2023年5月にはFDAの承認を得て、 2024年1月にニューラリンク第1号が誕生した。
そして、ニューラリンク第1号であるノーランド・アーボーに、 日本のメディアとしては初となる直接取材に成功した。


29歳でニューラリンク第1号となったアーボーは、 2015年にダイビング事故で四肢麻痺となった。
その後はずっと、パソコン操作は棒を口に咥えて画面をタッチするものだったが、 脳にチップを埋め込んでからは考えるだけでカーソルを動かせるので、 SNS投稿やメールのやり取りばかりか、 ネットを介してのライブ配信までできるようになった。
もともと彼は、コンピュータチェスが大好きでしたが、 2024年9月にはフランスに招かれ、 チェス世界大会のステージに上がり、 考えただけでチェスをする姿を披露した。
アニメ好きの彼は、最近では日本語を学び、 訪問の際にも日本語の挨拶で出迎えてくれた。
アーボーの手術は全米トップの脳外科病院バロー神経研究所で行われたが、 ニューラリンク専用の手術ロボットが用いられ、 2時間ほどで終わったという。
充電器を愛用の帽子の中に仕込み、 電動車椅子で外出もできるようにもなった。 ニューラリンクのおかげで自分でできることが増えたと語り、 いつかは日本に行きたいという。 そんなアーボーの夢が叶う日も近いだろう。
僕らの脳もコンピュータと繋がることになる!


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