大相撲九州場所が久々のにぎわいをみせている。初日の9日は「満員御礼」の垂れ幕が出る上々のふた開けとなった。九州場所初日の満員御礼は1997年以来、実に17年ぶりという◆一年納めの場所で博多の晩秋を彩る風物詩。
大相撲九州場所が久々のにぎわいをみせている。初日の9日は「満員御礼」の垂れ幕が出る上々のふた開けとなった。九州場所初日の満員御礼は1997年以来、実に17年ぶりという◆一年納めの場所で博多の晩秋を彩る風物詩。貴乃花や若乃花、曙らの活躍で大相撲ブームに沸いた80年代末から90年代半ばにかけ、福岡国際センターは満員札止めが相次いだ。しかし、この数年は空席が目立ち、「(観客)不入りの場所」ともいわれてきた◆転じて、久しぶりの盛況は大相撲人気の回復を示しているのか。それはまだ分からないが、相撲協会によると、今場所は7日目と中日、それに14日目と千秋楽のチケットが既に完売という。不祥事続きで一時は存続の危機とさえいわれた「国技」である。人気復活の兆しだとすれば、喜ばしい◆横綱白鵬が、偉大な大鵬が築いた32回の優勝記録に並ぶのか。スピード出世の怪物、関脇逸ノ城ら若手の進撃は-。そんな場所の焦点がファンを引きつけているのは確かだろう◆それにしても…と、小欄で大相撲を語る時は日本人力士の奮起を願うのが定番になった。<番付表にある「蒙御免(ごめんこうむる)」の太文字までが何かのぼやきに見えてくる>とは産経紙にあった名言だ。「蒙」と蒙古(モンゴル)を重ねたものだが、よくできたジョークをはね返す気概がほしい。(善)